番号そのまま乗り換え(MNP)の手順と注意点|失敗しないスマホ乗り換え

スマホ・通信キャリア 公開:2026-05-17 更新:2026-08-18 読了 約 23 分

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MNPは「2つの方式」を理解すれば一気にラクになる

番号そのまま乗り換え(MNP)でつまずく人の多くは、手順そのものではなく「どっちの方式で進めるか」を最初に決めていないために、途中で手が止まります。いまの日本のMNPには大きく分けて、従来の「MNP予約番号」方式と、2023年5月に始まった「MNPワンストップ」方式の2系統があり、必要な手間がまったく違います。まずここを切り分けてしまえば、あとは流れに沿って進むだけです。

方式やること向いている人
MNPワンストップ転出元での予約番号取得が不要。乗り換え先の申込画面から、いまの会社のIDでログインして連携する転出元・転入先がどちらもワンストップ対応のオンライン手続き
MNP予約番号方式(従来)いまの会社で予約番号(10桁)を発行 → 有効期限内に乗り換え先へ申し込む店舗で手続きする・どちらかがワンストップ非対応のとき

共通しているのは「電話番号は変わらない」という一点だけ。番号が引き継がれるので、家族や勤務先への連絡、銀行・各種会員サービスに登録した番号の変更は不要です。一方で、キャリアメール・端末の対応状況・解約のタイミングといった付随する確認事項は、どちらの方式でも避けて通れません。この記事では、方式の選び分けから、当日つまずきやすい具体的な場面までを順に見ていきます。

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最初の判断はシンプルです。転出元・転入先がどちらもワンストップ対応のオンラインブランド(ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイル・UQ・ワイモバイルなど主要どころは対応)なら、予約番号を取らずに申込画面の案内に従うだけ。どちらかが対応していない、または店舗で手続きするなら従来の予約番号方式、と覚えておけば迷いません。

「10桁」「15日」「n77」— 申込画面と仕様表に出る表記を読み解く

乗り換えの申込画面や端末のスペック表には、普段スマホを使っているだけでは目にしない数字や記号が並びます。ここでの読み違いが、そのまま「申込が進まない」「買った端末が電波を掴まない」に直結します。よく出てくるものだけ、意味と確認場所を整理しておきます。

予約番号まわりの数字は「桁数」と「残り日数」

MNP予約番号は10桁の数字で、取得した日を1日目として15日間有効というのが一般的な扱いです。ここで注意したいのが、転入先の多くが「申込時点で有効期限が一定日数以上残っていること」を条件にしている点です。15日あるつもりで待っていると、条件を満たさず弾かれます。期限が切れても契約が勝手に解約されることはなく、元の回線はそのまま使えますし、再取得もできます。再取得すると期限は取り直した日から数え直しになります。

ワンストップ方式では、この10桁の番号そのものが登場しません。転入先の申込画面から転出元のIDでログインして同意する流れになるため、確認すべきは「番号の桁数」ではなく「今使っている会社がワンストップ対応の一覧に載っているか」です。

端末仕様の「Band」と「n」は別の体系

対応周波数は、4Gが「Band 1」「Band 3」のようにBand表記、5Gが「n77」「n78」「n257」のようにn表記で、数字の体系はまったく別物です。Band 1は全国的な主力帯、Band 8・18・19・26あたりは低い周波数で、建物の中や郊外での掴みやすさに効きます。5Gはn77〜n79がいわゆるSub6、n257がミリ波です。「5G対応」とだけ書かれていても、どのnに対応しているかで実際の使い勝手は変わります。

表記意味どこで確認するか
MNP予約番号(10桁)従来方式で転入時に入力する番号転出元のマイページ・電話窓口
有効期限取得日を含めて15日が一般的発行時のSMS・マイページ
ワンストップ対応予約番号なしで手続きできる相手か転入先の申込ページの対応事業者欄
SIMロック解除済み他社SIMを挿して使える状態か端末の設定内「SIMロック状況」
IMEI(15桁)端末を特定する番号通話画面で *#06#、または設定の端末情報
EID(32桁)eSIMを識別する番号設定の端末情報/SIMカードの項目
VoLTE対応4G回線での通話に対応しているか端末仕様表
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バンドの可否は、端末メーカーの製品仕様ページにある対応バンド一覧と、乗り換え先が公開している動作確認端末リストを突き合わせるのが確実です。リストに型番が載っていれば、細かいバンドを一つずつ照合する手間は省けます。

乗り換えの手間は一度きり、効果は毎月続く

MNP の手続きは、正直なところ面倒です。ただ、面倒さの割に合うかどうかを考えるときは、手間が一度きりなのに対して、効果は毎月続くという非対称を見ておくと判断しやすくなります。買い物で同じ額を浮かせようとすると、その都度探して比べる必要がありますが、固定費を一段下げると、以後は何もしなくても差が出続けます。

だからといって「通信費を下げれば何でも解決」ではありません。効く場所が違うだけです。固定費は放っておくと効き続ける代わりに、下げ幅の上限が決まっています。一方、買い物側は毎回判断が要るぶん、大きな買い替えでは一度に大きく動きます。

順番として素直なのは、手間が一度で済む方から片づけることです。乗り換えを終えてから、端末そのものをいつ買うか——という話に進むと、二重に効きます(端末の値下がりには時期の傾向があります。→ 端末の買い時)。

従来方式(予約番号)の具体的な流れと取得経路

ワンストップが使えない組み合わせでは、いまも予約番号方式が基本です。予約番号には有効期限(取得日を含めて15日間)があり、乗り換え先によっては「申込時点で残り日数が一定以上必要」とされることがあります。発行したらなるべく早く、できればその日のうちに申し込むのが安全です。

  1. 乗り換え先のプランを先に決めるデータ量・通話オプション・端末を買うかどうかまで固めておく。番号取得後は時間との勝負になる。
  2. 本人確認書類と支払い情報を用意運転免許証やマイナンバーカード、本人名義のクレジットカードや口座。名義は転出元と一致が原則。
  3. いまの会社で予約番号を発行各社のマイページ(My docomo/My au/My SoftBank等)や電話窓口から。即時〜数時間で発行される。
  4. 有効期限内に乗り換え先へ申込予約番号・氏名・生年月日を入力。番号は写し間違えやすいのでコピペが安全。
  5. SIM/eSIMの開通とデータ移行回線切替(開通手続き)をして、旧回線が自動解約。連絡先・写真・アプリを移す。

ここで地味につまずくのが予約番号の発行経路です。オンラインのマイページから取れることが多い一方、時間帯(受付時間外)や契約状況によっては電話・店舗のみという場合もあります。また、Webから手続きを進めると「引き止めのプラン案内」が挟まることがありますが、必要がなければそのまま進めて構いません。発行後は番号をメモではなくスクリーンショットで残しておくと、入力ミスを防げます。

MNPワンストップの実情 — どこまで「番号取得なし」で行けるか

MNPワンストップは、転出元での予約番号取得を省略できる仕組みです。乗り換え先の申込ページで「ワンストップで乗り換える」を選ぶと、いまの会社のサイトへ飛んで本人のIDでログイン・同意するだけで、転出の意思確認が完結します。番号を控えて入力する手間も、写し間違えのリスクもありません。

ただし、使えるのは「転出元と転入先の両方が対応している」場合に限られます。対応していない組み合わせでは、結局これまでどおり予約番号が必要です。実務上の目安として、押さえておきたいのは次の点です。

  • オンライン同士は基本対応:大手回線のオンラインブランドや主要サブブランド、楽天モバイルなどはおおむねワンストップ対応。申込画面で対応の有無が表示される。
  • 店舗手続きは従来方式が残る:店頭で乗り換える場合は、ワンストップではなく予約番号を求められることがある。
  • 一部のMVNO(格安SIM)は非対応:小規模な事業者では未対応のことがあり、その場合は予約番号方式になる。
  • ログインIDの準備が前提:転出元のWeb ID・パスワードを忘れていると、ワンストップでも手前で止まる。先に確認しておく。
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ワンストップは便利ですが、「対応しているか」は申込を始めてみないと確実には分からないことがあります。万一に備え、転出元のID・パスワードは事前に確認し、ダメだったときに予約番号へ切り替えられる余裕(時間と本人確認書類)を持って臨むと安心です。各社の対応状況・最新の手順は公式情報でご確認ください。

eSIMなら「最短即日」— 物理SIM郵送との違い

乗り換えのスピードを大きく左右するのが、物理SIMかeSIMかです。物理SIMはカードが郵送で届くのを待つため、申込から開通まで数日かかるのが一般的。一方eSIMは、端末に直接プロファイルを書き込む方式なので、本人確認が通ればその日のうちに開通できることが多く、「申込→最短即日で新回線」が現実的です。

項目物理SIMeSIM
開通までの時間SIM郵送を待つ(数日)本人確認後、最短即日
必要なもの届いたSIMを差し替えるだけ対応端末+QR読み取り環境(別端末やWi-Fi)
機種変更時カードを差し替えればよい原則、再発行手続きが要る場合がある
注意点SIMサイズ(nano等)の確認端末がeSIM対応か、回線がeSIM提供か

eSIMで急ぐときの落とし穴は、QRコードを読み取るためのもう1台や、安定したWi-Fiが必要になる点です。乗り換え中はその端末の回線が不安定になりがちなので、自宅のWi-Fiがある場所で、時間に余裕をもって開通作業をするのがコツ。なお、機種変更のたびにeSIMの再発行が必要になる場合があるため、頻繁に端末を替える人は、その手間も込みで選ぶとよいでしょう。eSIMの仕組みは eSIMの仕組みと使い方 でも詳しく解説しています。

キャリアメールと解約タイミング — 「損しない」ための実務

乗り換えで後悔が出やすいのが、キャリアメール解約のタイミングです。どちらも、知っていれば避けられるのに、知らないと地味に響きます。

キャリアメールは「持ち運び」できるが有料

大手キャリアの「@docomo」「@au」「@softbank」などのメールアドレスは、乗り換えると原則使えなくなります。ただし各社にはメールアドレス持ち運びサービス(解約後も同じアドレスを使い続けられる有料サービス)が用意されており、月数百円程度で継続できます。とはいえ、最善は乗り換え前にGmailなどのフリーメールへ登録を切り替えておくこと。とくに銀行・証券・ショッピング・各種会員サービスの登録メールを移しておくと、乗り換え後に「ログインできない」「重要な通知が届かない」といった事態を防げます。

締め日と日割り — 月末ぎりぎりは避ける

解約月の料金は、会社やプランによって「日割りされる」か「満額」かが分かれます。日割りなしのプランでは、月初に解約しても1か月分まるごとかかることがあるため、月末近くまで使ってから乗り換えたほうが無駄がありません。逆に、乗り換え先で初月が日割り(または初月無料)なら、月初に切り替えると初月の負担が軽くなることも。両社の締め日と日割りの扱いを見比べて、二重に満額を払う期間が出ないタイミングを選ぶのが基本です。具体的な締め日・日割りの有無は各社の規約でご確認ください。

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覚えやすい原則は「転出元は日割りされないつもりで、月末近くに切り替える」。そのうえで、転入先の初月の扱い(日割り/無料)を確認し、両者がきれいにつながる日を狙います。月をまたぐと両社で満額が重なることがあるので、月末の数日前に手続きを始めて当月内に開通させると、無駄が出にくいです。

端末側の確認 — SIMロック・対応バンド・分割残債

「番号は引き継げる」けれど、「いまのスマホがそのまま使えるか」は別問題です。端末まわりは、申込より前に確認しておくと当日慌てません。

  • SIMロック:2021年10月以降に発売された端末は原則SIMロックなしですが、それ以前に大手で買った端末はロック解除が必要なことがあります。各社のマイページから無料で解除できる場合が多いです。
  • 対応バンド(周波数):端末が使えても、乗り換え先の回線の電波の帯域に対応していないと、つながりにくい・特定の場所で圏外になることがあります。各社の動作確認端末リストで、自分の機種が対応しているか確認しましょう。
  • 分割払いの残債は「回線」とは別:端末を分割で買っている場合、回線を解約しても端末代の支払いは原則そのまま続きます。残債を一括で精算するか、分割を継続するかを選ぶ形です。乗り換えで端末代が消えるわけではない点に注意。
  • 新端末を一緒に買うか:いまの端末が非対応・古い場合は、SIMフリー端末への買い替えも選択肢。端末代の払い方は スマホ端末代の払い方 を参照。

とくに見落としやすいのが対応バンドです。SIMロックが解除されていても、回線側の帯域に端末が対応していなければ通信品質が落ちます。「使える/使えない」だけでなく、「自分の生活圏でちゃんとつながるか」まで動作確認端末リストで見ておくと安心です。

申込が止まる「あるある」と、その場での対処

手順どおり進めても、本人確認や入力でつまずいて手続きが止まることがあります。よくあるパターンと対処を、先に知っておきましょう。

止まる場面原因対処
名義が一致しない転出元が家族名義/旧姓のまま転出元と転入先の名義をそろえる。必要なら名義変更を先に
予約番号の期限切れ発行から日数が経ち、残り日数が不足取り直して、その日のうちに申し込む
本人確認で弾かれる書類の住所と申込住所が違う/写真が不鮮明最新の住所の書類を、明るい場所で正面から撮り直す
eSIM開通が進まないQR読み取り用の別端末・Wi-FiがないWi-Fi環境+もう1台を用意してから再試行

とくに多いのが名義の不一致です。親名義の回線を子が乗り換えようとして止まる、結婚で姓が変わったのに旧姓のまま、といったケース。MNPは同一名義での引き継ぎが原則なので、名義が違う場合は転出元で名義変更を済ませてから進めるのが確実です。また、乗り換えを装った「高額還元」をうたう不審なメール・SMS・偽サイト(フィッシング)には注意し、手続きは必ず各社の公式サイト・公式アプリから。本人確認書類やログイン情報を、案内メールのリンク先で安易に入力しないようにしましょう。

名義・住所・締め日 — MNPで足を止められるのは、いつも同じ場所

手続き自体は単純なのに、乗り換えが当日中に終わらない人には共通のパターンがあります。どれも「事前に30分かければ避けられた」類のものです。

契約者名義がズレていると、その場ではどうにもならない

親や配偶者の名義で契約された回線を、自分名義で乗り換えることはできません。MNPは原則として同一名義での引き継ぎなので、名義が違う場合は先に譲渡(名義変更)の手続きが必要です。譲渡は双方の本人確認書類が要り、店頭対応のみとしている事業者もあります。しかも、予約番号を取ってから名義変更をすると番号側が無効になる場合があるため、順番は「名義を揃える → 予約番号またはワンストップ」です。学生の回線を社会人になったタイミングで自分名義にする、といったケースは特に多いので、申込の前に契約者欄を必ず確認してください。

本人確認で落ちる原因の大半は住所の不一致

オンライン申込のeKYC(写真による本人確認)では、提出した書類の住所と申込時に入力した住所、さらに支払いに使うカードの登録情報が一致している必要があります。引っ越し後に運転免許証の裏書きだけで済ませていると、券面の住所と申込住所が食い違って審査が止まります。転出元に登録している住所も古いままだと、ワンストップの照合でつまずくことがあります。

切替と同時に「旧回線に紐づいていたもの」が止まる

キャリアメールを二段階認証の受け取り先にしていると、切替直後にログインできなくなるサービスが出ます。ネット銀行、ショッピングサイト、学校や職場の連絡網など、思い当たるものは切替前に別のアドレスへ変更しておきます。キャリア決済でまとめて払っていた月額サービスも、支払い手段が切れて停止扱いになることがあります。Apple Watchの番号共有も転出で解除されるため、乗り換え先での再設定が必要です。

SIMロック解除と残債は、解約前に片づける

SIMロック解除は契約中ならオンラインで完結することがほとんどですが、解約後は手続きの窓口や条件が限られます。以前から使っている端末をそのまま持ち込むなら、転出前に解除まで済ませておくのが安全です。分割購入の残債は乗り換えても消えず、支払いだけが旧会社に残ります。支払い方法をその回線の請求とまとめていた場合、引き落とし先の指定が必要になることもあります。

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家族割や光回線とのセット割は、自分が抜けることで残った家族側の適用条件が変わることがあります。1回線だけ動かすつもりでも、事前に家族の契約条件を確認しておくと、あとから「家族の請求が変わった」と揉めずに済みます。

今日から使いたい人/家族まとめて動かす人/端末は据え置きの人

同じMNPでも、置かれている状況によって選ぶべき方式と、避けたほうがいい選択がはっきり分かれます。自分に近いものから読んでください。

今日中に使えるようにしたい(出張・引っ越し直後・端末の紛失後)

狙うのはeSIM+ワンストップの組み合わせです。予約番号の取得もSIMの到着も待たずに、申込から開通までが一本の流れになります。申込は本人確認の審査が動いている平日の日中に始めるのが無難で、深夜や休日の申込は審査待ちで翌営業日に持ち越されることがあります。避けたいのは、この状況で物理SIMを選ぶこと。配送の中一日が入るだけで「今日から」は成立しません。

家族の複数回線をまとめて動かす

先に名義を揃え、代表回線をどれにするかを決めてから動きます。全回線を同時に転出すると、うまくいかなかったときに家族全員が同時に困るので、まず1回線だけ乗り換えて電波の入りや通話品質を確かめ、問題がなければ残りを追う進め方が現実的です。子どもの回線を含む場合、未成年名義では親権者の同意書類やフィルタリングの申込が別途必要になります。

端末は今のまま、回線だけ変えたい

先に確認するのは、SIMロックの状態、対応バンド、eSIM対応の有無の3点です。特に低い周波数帯(プラチナバンド)に対応していない端末を別系統の回線で使うと、屋内や地下で圏外になりやすくなります。乗り換え先の動作確認端末リストに型番が載っていないなら、無理に持ち込まず端末ごと入れ替えるほうが結果的に手間が少ないこともあります。

通話が中心で、対面で相談しながら進めたい

店舗を持つ事業者を選ぶ価値があります。ガラケーからの移行なら、乗り換え先の端末がVoLTEに対応していることが前提になります。連絡先の移行や留守番電話・転送設定の再設定を自分でやりたくない場合も、店頭のほうが確実です。オンライン専用ブランドは窓口がチャットのみのことが多く、この層とは相性がよくありません。

仕事の電話を止められない

切替を業務時間外に寄せるか、デュアルSIM対応端末で新旧を一時的に併用する方法があります。新回線をeSIMで開通させ、旧回線の物理SIMをしばらく挿したままにしておけば、着信を取りこぼす時間をほぼゼロにできます。ただし旧回線を残す期間は契約が続いている状態なので、いつ解約するかは締め日を見て決めてください。

番号を変える/同じグループ内で移る/回線を足す — MNP以外の道と比べる

「番号そのまま乗り換え」は選択肢のひとつであって、常に最適とは限りません。実際に迷いやすい3つの対抗案と比べておきます。

MNP と 新規契約(番号を変える)

番号を変えると、銀行・証券・行政サービス・フリマアプリなど、SMS認証や本人確認に電話番号を登録しているサービスをすべて更新することになります。仕事の名刺や取引先への連絡も発生します。一方で、勧誘電話が多くて番号を変えたかった、家族用と仕事用を分けたいといった事情があるなら、新規契約のほうが目的に合います。転出時の手数料は不要としている事業者が増えており、番号を維持するコスト面のハードルは以前より下がっています。

MNP と グループ内のブランド変更

大手キャリアと、その系列のオンライン専用ブランドやサブブランドの間は、他社への乗り換えとは扱いが異なることがあります。予約番号が不要な「移行」手続きで済んだり、逆に一部の特典が対象外になったりと、条件が独自です。手続きは簡単でも、他社への本格的な乗り換えで受けられる条件とは別枠になりやすいので、「手間の少なさ」と「条件」を天秤にかけて判断してください。今の会社の通信品質そのものに不満がないなら、この道が最短です。

乗り換えず、データ用の回線を足す

デュアルSIM対応端末なら、今の番号を通話用として残したまま、データ通信用の回線をeSIMで追加できます。乗り換え先の電波の入りを自宅や職場で試してから本番のMNPに進めるので、失敗のリスクがいちばん低い進め方です。ただし回線が2本になるため、通信量の管理やモバイルデータの切り替え設定は自分で面倒を見る必要があります。

こんな状況向いている選択
番号を仕事や各種認証に使っているMNPで番号を維持する
電波の入りに不満がない・手間を最小化したい同じグループ内のブランド変更
乗り換え先の電波が不安データ用回線を追加して試してからMNP
店頭サポートやキャリアメールが必須店舗のある事業者へのMNP
番号を変えたい理由がある新規契約(旧回線は解約手続きを別途)
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試用のつもりで回線を追加する場合も、契約である以上は解約の条件と締め日を先に確認しておいてください。試すだけのはずが放置され、二重に持ち続けるのがいちばんもったいない結果です。

よくある質問

MNPワンストップと予約番号方式、どちらを使えばいい?

転出元・転入先がどちらもワンストップ対応なら、予約番号を取らずに申込画面の案内に従うだけのワンストップが簡単です。店頭で手続きする場合や、どちらかが非対応(一部の格安SIMなど)の場合は、従来の予約番号方式になります。申込を始めると対応の有無が表示されるので、念のため転出元のID・パスワードを先に確認しておくとスムーズです。

MNP予約番号の有効期限はどれくらい?

発行日を含めて15日間が一般的です。ただし乗り換え先によっては「申込時点で残り日数が一定以上必要」とされることがあるため、発行したらできるだけ早く、その日のうちに申し込むのが安全です。期限が切れた場合は、もう一度取り直せば問題ありません。番号は写し間違えやすいので、スクリーンショットで残すと安心です。

eSIMだと本当に即日で乗り換えられる?

本人確認が通れば、最短即日で開通できることが多いです。物理SIMはカードの郵送を待つため数日かかりますが、eSIMは端末にプロファイルを書き込む方式なので郵送が不要です。ただしQRコードを読み取る別端末や安定したWi-Fiが必要なので、自宅のWi-Fi環境で時間に余裕をもって作業しましょう。端末がeSIM対応か、回線がeSIMを提供しているかも事前に確認を。

いまのスマホはそのまま使える?確認すべきことは?

SIMロックの有無・対応バンド(周波数)・動作確認端末リストの3点を確認しましょう。2021年10月以降の端末は原則ロックなしですが、それ以前の機種は解除が必要なことも。さらに、ロックが解除されていても乗り換え先の電波の帯域に端末が対応していないと、つながりにくいことがあります。各社の動作確認端末リストで、自分の生活圏でちゃんと使えるかまで見ておくと安心です。

キャリアメールはどうなる?引き継げる?

乗り換えると「@docomo」などのキャリアメールは原則使えなくなります。各社には月数百円程度の「メールアドレス持ち運びサービス」があり、同じアドレスを継続できますが、最善は乗り換え前にGmailなどのフリーメールへ登録を切り替えておくことです。とくに銀行・証券・ショッピングなどの登録メールを移しておくと、乗り換え後に通知が届かない・ログインできないといった事態を防げます。

解約のタイミングで損しないコツは?

転出元の解約月が日割りされるか満額かを確認しましょう。日割りなしのプランでは月初に解約しても1か月分まるごとかかるため、月末近くまで使ってから乗り換えると無駄が出にくいです。さらに、乗り換え先の初月が日割り(または無料)かも確認し、両社で満額が重なる期間が出ないように日を合わせます。具体的な締め日・日割りの扱いは各社の規約でご確認ください。

端末の分割払いが残っていても乗り換えできる?

できます。ただし回線を解約しても端末代の分割払いは原則そのまま続きます。残債を一括で精算するか、分割を継続するかを選ぶ形です。「乗り換えれば端末代が消える」わけではない点に注意しましょう。残債の扱いや精算方法は会社によって違うので、乗り換え前に転出元へ確認しておくと安心です。

申込が途中で止まってしまいました。なぜ?

多いのは名義の不一致です。MNPは同一名義での引き継ぎが原則なので、親名義の回線を子が乗り換える、結婚で姓が変わったのに旧姓のまま、といった場合は止まります。転出元で名義変更を先に済ませてから進めましょう。ほかに、本人確認書類の住所が古い・写真が不鮮明、予約番号の期限切れなども原因になります。書類は最新の住所のものを、明るい場所で撮り直すと通りやすいです。

乗り換えを安全に進めるには?

手続きは必ず各社の公式サイト・公式アプリから行いましょう。「乗り換えで高額還元」などをうたう不審なメール・SMS・偽サイト(フィッシング詐欺)が増えており、案内メールのリンク先で本人確認書類やログイン情報を入力するのは危険です。極端にお得な勧誘は慎重に確認し、少しでも怪しければ公式の窓口に問い合わせましょう。料金・条件・手続きは時期により変わるため、最新は公式情報でご確認ください。

MNPの切替中、電話やインターネットが使えない時間はどのくらいありますか?

eSIMで自分で回線切替を行う場合、圏外になるのは数分から十数分程度で済むことが多いです。物理SIMではSIM到着後に切替手続きをしてから開通まで数十分から数時間、混雑する時間帯や月末はもう少しかかることもあります。切替は在宅時や業務時間外など、多少つながらなくても困らない時間帯に行うのが安心です。

MNP予約番号を取ったあとで乗り換えをやめた場合、今の契約はどうなりますか?

予約番号を取得しただけでは解約になりません。有効期限が過ぎれば番号は自動的に失効し、現在の契約はそのまま継続します。キャンセル手続きが必要な事業者もありますが、放置しても問題ないのが一般的です。後日あらためて乗り換える場合は、再取得すれば有効期限も取り直した日から数え直しになります。

Apple Watchのセルラー機能は、乗り換えても同じように使えますか?

腕時計側でスマホと同じ番号を使う機能は各社が提供するサービスのため、転出すると解除されます。乗り換え先が同等のサービスに対応していれば、開通後に再度ペアリングと申込を行えば使えます。対応していない事業者もあるので、腕時計単体での通話やデータ通信が必要なら、乗り換え先の対応状況を申込前に確認してください。

※ 本記事は購入価格・キャンペーン情報の参考目的で作成しています。記載のセール日程・ポイント還元率・キャンペーン条件は変更される場合があります。最新情報は各 EC サイトの公式ページをご確認ください。