ギター(初心者)の選び方|種類・弾きやすさ・初心者セットで選ぶ

ホビー・コレクション 公開:2026-06-03 更新:2026-06-30 読了 約 14 分

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まず分かれ道は「鳴らし方」の三択

はじめてのギター選びで遠回りしないために、いちばん最初に決めておきたいのは色でも価格でもなく、どう音を出すかです。ギターは弦の素材とボディ構造で、大きく三つに分かれます。ここを取り違えると「買ったのに弾きたい曲が弾けない」「夜に練習できない」といったズレが起きます。

  • アコースティックギター(アコギ):金属(スチール)弦を張った、おなじみの形。本体だけで音が出て、コードをかき鳴らす弾き語りやポップスの定番です。J-POP のコピーや弾き語り動画でよく見るのはこのタイプ。
  • クラシックギター(ガットギター):ナイロン弦で、音は柔らかく温かい。指先への当たりがやわらかく、クラシックやボサノバ、指で爪弾くフィンガースタイルに向きます。ネック幅はやや広めです。
  • エレキギター:アンプにつないで初めて本領を発揮するタイプ。バンド、ロック、エフェクターでの音作りはこれ。逆に言うとアンプとケーブル(シールド)が無いと、ほぼ生音のような小さな音しか出ません

「弾きたい曲・好きなアーティストがどのタイプを使っているか」を起点にすると、まず外しません。アコギ系の弾き語りが好きならアコギ、静かで繊細な音やクラシックならナイロン弦、歪んだバンドサウンドが好きならエレキ、という単純な対応で十分です。

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迷ったら、本体一本で完結するアコギから入る人が多いです。エレキは「本体+アンプ+ケーブル」とセットで初めて成立する、と覚えておくと予算ミスを防げます。本記事は一般的な情報提供で、価格や仕様は時期・店舗で変わるため、最終確認は店頭や各公式情報で。

挫折の正体は「弦高」――弾きやすさの中身

初心者が一週間でやめてしまう原因の多くは、才能でも根気でもなく単純に押さえにくいギターを選んでしまったことです。「弾きやすさ」は感覚的な言葉に聞こえますが、中身を分解すると次の三つにほぼ集約できます。ここを知っておくと、店頭やレビューで見るべき点がはっきりします。

弦高(げんこう)――いちばん効く一点

弦高とは、弦と指板(フレットの上)の距離のこと。ここが高いと、コードを押さえるのに強い力がいり、指先がすぐ痛くなって音もビビらず鳴りません。安価すぎる出荷状態のまま調整されていないギターは、この弦高が高めで放置されていることがあり、それが「安物は弾きにくい」と言われる正体です。逆に言えば、ある程度きちんと調整して出荷される販売元のものを選ぶ、あるいは買ったあとに弦高を下げてもらえば、同じ価格帯でも弾き心地はぐっと変わります。

ネックの太さ・握り――手との相性

ネックの太さや形は好みが分かれます。一般にクラシックギターはネック幅が広め、アコギ・エレキはやや細めの傾向。手が小さい人や女性は、細めネックのモデルだと指が回しやすく感じることが多いです。こればかりは握ってみないと分からないので、可能なら一度手に取るのが理想です。

スケール(弦長)とボディサイズ

ギターには「スケール」という弦の長さの規格があり、短いほどフレット間隔が詰まって押さえやすくなります。子どもや小柄な人、手が小さい人には、標準より一回り小さいミニギターやショートスケールのモデルが抱えやすく、結果として続けやすいです。「大きすぎて構えるのがつらい」も立派な挫折要因なので、体格との相性は侮れません。

弾きやすさの要素初心者に与える影響選ぶときの目安
弦高高いと押さえづらく指が痛い・音が鳴らない調整済みで出荷される・低めに設定できるもの
ネック幅太いと小さい手では指が届きにくい手が小さいなら細めネック寄り
スケール/サイズ大きすぎると構えるのが苦痛で続かない小柄・子どもはミニ/ショートスケール
弦の素材スチールは指が痛くなりやすい痛みが不安ならナイロン弦から

初心者セットの中身を分解する

「初心者セット」は、何を揃えればいいか分からない最初の段階では非常にありがたい買い方です。ただしセットの内容は商品ごとにバラバラで、後から「あれが入っていなかった」と買い足すこともよくあります。中身を一度分解して、必須・あると便利・タイプ別に必要、を切り分けておきましょう。

付属品役割重要度
チューナー弦の音程を合わせる。これが無いと正しい音で練習できない必須
ピックかき鳴らし・単音弾きに。消耗品なので複数欲しい必須に近い
予備弦練習中に切れることがある。種類・太さの確認もあると安心
ケース/ギグバッグ保管・持ち運び・ホコリよけあると便利
スタンド立てかけ転倒による破損を防ぐ。出しっぱなしは練習頻度も上がるあると便利
カポキーを変えて弾ける。弾き語りで活躍慣れてから
アンプ+シールドエレキは必須。これが無いとほぼ音が出ないエレキは必須

特に見落としやすいのが、ピックは消耗品で割れたり失くしたりすること、そしてチューナーの存在です。チューナーが無いと音程が合わず、いくら練習しても「なんだか変な音」のまま上達しません。スマホアプリのチューナーでも代用できるので、最低限ここだけは確保しておきましょう。

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セットの「点数の多さ」は必ずしも質ではありません。30点セットでも本体の調整が甘ければ弾きにくいまま。点数より「本体がきちんと弾ける状態か」「必須品(チューナー・ピック)が入っているか」を軸に見ると、判断がぶれません。

エレキを選ぶ前に知っておく「アンプ問題」

エレキギターでいちばん多い勘違いが、「本体だけ買えば音が出る」という思い込みです。エレキは本体単体だと、弦をはじいてもか細い生音しか鳴りません。アンプ(増幅器)にシールド(ケーブル)でつないで初めて、あの太い音が出ます。つまりエレキは実質「本体+アンプ+シールド」の三点セットが最低ラインだと考えてください。

自宅で弾くなら小型・ヘッドホン対応アンプが鍵

自宅練習が前提なら、アンプ選びはむしろ本体より生活への影響が大きいかもしれません。注目したいのがヘッドホン端子のある練習用アンプ。これがあると、ヘッドホンをつなげば外にほとんど音が漏れず、夜でも周囲を気にせず弾けます。集合住宅でエレキを選ぶ人の多くがこのスタイルです。

歪み(ひずみ)が内蔵されているか

ロックらしい歪んだ音を出したいなら、アンプ側に歪み(ディストーション/オーバードライブ)の機能があるかを見ます。入門用の小型アンプの多くはクリーンと歪みを切り替えられますが、機種により表現の幅が違います。最初から大量のエフェクターを揃える必要はなく、まずはアンプ内蔵の音で十分楽しめます。

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エレキの初心者セットは「アンプ・シールド込み」と「本体のみ」が混在しています。セット内容にアンプとシールドが含まれているかを必ず確認を。後から別々に揃えると割高になりがちで、すぐ弾けない期間も生まれます。

音と近所――集合住宅での現実的な付き合い方

ギターは「音が出る」のが当たり前の楽器なので、住環境とのすり合わせは早めに考えておくと安心です。タイプによって音量の出方がまったく違うので、自分の住まいと練習時間帯に合わせて選ぶのが賢明です。

  • アコギ・クラシック:本体から直接、それなりの音量で鳴ります。マンションや住宅街では、夜間・早朝の生音は避けたいところ。サウンドホールに差し込む弱音器(サイレンサー)や、ボディが空洞でないサイレントギターを使えば、音量を大きく抑えて練習できます。
  • エレキ:前述のとおり、アンプにつながなければ小音量。ヘッドホン対応のアンプを使えば、夜でも近所をほぼ気にせず弾けます。静かに練習したい派には、実はエレキ+ヘッドホンが相性の良い選択になることもあります。

音量だけでなく、続けるうえでの体のケアも頭の片隅に。最初は指先が痛くなったり固くなったりしますが、これは多くの人が通る道で、続けるうちに和らいでいきます。とはいえ無理は禁物で、長時間の練習や不自然な姿勢は手首・腕・肩・腰の負担になります。こまめに休み、正しい姿勢を意識し、痛みやしびれが続くときは無理をせず医療機関に相談してください。

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弦交換時は、巻きすぎで切れた弦の先端が飛んでけがをしないよう注意を。エレキの機材は電気を使うので、タコ足配線や水濡れにも気をつけましょう。安全に配慮して、楽しく長く続けるのがいちばんです。

木の楽器ならではの保管とメンテ

ギターは木でできた繊細な楽器で、温度と湿度の変化に意外と弱いという点は、家電を買う感覚とは少し違うところです。長く良い状態で付き合うために、保管の基本だけ押さえておきましょう。

  • 直射日光・高温を避ける:夏場の車内放置は厳禁。木が反ったり、接着が剥がれたりすることがあります。
  • 湿度に配慮する:極端な乾燥はひび割れ、多湿はネックの反りやカビの原因に。ケースに乾燥剤や湿度調整剤を入れておくと安心です。
  • 転倒を防ぐ:壁への立てかけは倒れて破損・けがのもと。スタンドや安定した場所で保管を。出しっぱなしにすると練習頻度が上がるメリットもあるので、安全なスタンドは投資価値ありです。
  • 弦は消耗品:弾くうちに錆びたり音がくすんだりするので、定期的に交換を。小さな子どもがいる家庭は、ピックなど小さな部品の誤飲やコードの引っかかりにも気を配りましょう。

こうした手入れは難しいものではなく、習慣にしてしまえば自然にできます。最初に良い保管環境を整えておくと、楽器のコンディションが安定して、結果的に弾きやすさも長持ちします。

子ども・小柄な人へのサイズの考え方

ギターを子どもに買ってあげたい、あるいは自分が小柄で標準サイズに不安がある――そんな場合は、サイズ選びが続くかどうかを大きく左右します。体に対して大きすぎるギターは、構えるだけで疲れ、コードに手が届かず、上達する前に嫌になってしまいがちです。

  • ミニギター/ショートスケール:標準より一回り小さく、抱えやすくフレットにも手が届きやすい。小柄な大人のサブ機としても人気です。
  • ナイロン弦のクラシック(ミニ):指先が痛くなりにくいので、はじめての子どもにやさしい組み合わせ。柔らかい音色も子ども向けです。
  • 成長に合わせた見直し:子どもは体が大きくなるので、最初から高価なものを無理に買わず、サイズアップのタイミングで見直す前提で選ぶのも一つの考え方です。

「弾きやすいサイズで、まず音を出す楽しさを味わう」ことが、子どもにとっても大人にとっても継続のいちばんの近道です。サイズが合っていれば、安価な入門機でも十分に楽しめます。

買ってから気づきがちな後悔と、その回避

ギターは「安いから」「見た目がかっこいいから」だけで選ぶと、弾きにくさや想定外の出費で気持ちがしぼみがちです。先回りして知っておくと避けられる、ありがちな後悔を挙げておきます。

  • タイプを取り違えた:弾きたい曲はアコギ系なのにエレキを買ってしまった等。好きな曲・アーティストのタイプから逆算すれば防げます。
  • エレキなのにアンプを用意しなかった:本体だけでは音が出ず、置物状態に。アンプ・シールド込みかを購入前に確認。
  • 調整の甘い激安品で挫折:弦高が高く押さえられない。調整して出荷される販売元を選ぶか、買ってから調整を依頼。
  • チューナーが無く、音程が合わないまま練習:上達感が出ず楽しくない。スマホアプリでも良いのでチューナーは最初から
  • 体格に合わないサイズ:大きすぎて構えがつらい。小柄・子どもはミニ/ショートスケールも候補に。
  • 近所への配慮を後回し:生音や夜間練習でトラブルに。消音グッズやヘッドホン環境を先に整える。
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後悔の多くは「種類の取り違え」「アンプの見落とし」「弾きにくさ」の三つに集約されます。タイプ → 弾きやすさ(弦高・サイズ) → 付属品(特にエレキのアンプ)の順で確認すれば、大きな失敗はほぼ避けられます。

入門ギターの買いどきと、損をしない買い方

入門ギターやセットは、タイミングを選ぶと同じ商品でもお得に手に入ります。家電ほど価格変動は激しくありませんが、楽器系のセールや大型セール期にポイント還元を重ねると差が出ます。

  1. まずタイプと弾きやすさを固めるアコギ/クラシック/エレキを決め、弦高・サイズの条件を絞る。ここが定まれば買い物がぶれない。
  2. セット内容を必須品でチェックチューナー・ピックの有無、エレキはアンプ・シールド込みか。点数より中身。
  3. 大型セール・ポイント還元を重ねる楽天お買い物マラソン、Amazon プライムデー/ブラックフライデー、楽器店の入門フェアなどが狙い目。タイミングを合わせると実質負担が下がる。
  4. 送料・初期不良対応を確認大きな荷物なので送料、初期不良時の交換・調整サポートがあるかも見ておくと安心。
  5. 練習環境を先に整える消音グッズやヘッドホン対応アンプ、保管スタンドを一緒に。届いたその日から無理なく弾ける状態に。
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還元率・年会費・セール条件は時期で変わります。具体的な数字は断定せず、購入直前に各 EC サイトの公式ページで現在の条件をご確認ください。価格は店舗・時期で変動するため、本記事の内容は目安としてお考えください。

よくある質問

初心者はアコギ・クラシック・エレキのどれから始めるべき?

弾きたい音楽から逆算するのが一番です。弾き語りやポップスなら本体一本で完結するアコースティックギター、クラシックや指弾き・指の痛みが不安ならナイロン弦のクラシックギター、バンドやロックならエレキ(アンプが別途必要)。好きなアーティストや曲のタイプに合わせると、モチベーションが続いて挫折しにくいです。迷ったら、一本で完結するアコギから入る人が多数派です。

「安いギターは弾きにくい」と聞きますが本当ですか?

価格そのものより「調整されているか」が大きいです。安価な出荷品は弦高(弦と指板の距離)が高いまま放置されていることがあり、それだと押さえづらく指が痛くなります。調整して出荷される販売元を選ぶ、あるいは買ったあとに弦高を下げる調整を依頼すれば、入門価格帯でも十分弾きやすくなります。値段の安さより「弾ける状態か」で判断しましょう。

エレキを買えば本体だけで音は出ますか?

本体だけだと、か細い生音しか出ません。エレキはアンプ(増幅器)にシールド(ケーブル)でつないで初めて、しっかりした音が出る仕組みです。つまり実質「本体+アンプ+シールド」が最低ラインです。初心者セットにはアンプ・シールド込みのものと本体のみのものがあるので、内容を必ず確認を。自宅メインならヘッドホン対応の練習用アンプが便利です。

指が痛くて続けられるか不安です。和らげる方法は?

最初は指先が痛くなりますが、続けると指先が固くなって軽減していくのが一般的です。負担が不安なら、スチール弦より柔らかいナイロン弦のクラシックギターが指にやさしめ。さらに弦高が低めに調整された弾きやすいギターを選ぶと、押さえやすく痛みが出にくくなります。無理は禁物でこまめに休憩を。痛みやしびれが続く場合は無理せず医療機関に相談してください。

マンションでも練習できますか?

配慮すれば可能です。アコギ・クラシックは生音がそれなりに出るので、夜間・早朝は避け、弱音器(サイレンサー)やサイレントギターを使うと音量を抑えられます。エレキはアンプにつながなければ小音量で、ヘッドホン対応のアンプを使えば夜でも周囲をほぼ気にせず弾けます。静かに練習したい人には、エレキ+ヘッドホンが意外と相性の良い組み合わせです。

初心者セットは何点入りを選べばいいですか?

点数の多さより中身の質で選ぶのがコツです。30点セットでも本体の調整が甘ければ弾きにくいままです。必ず入っていてほしいのはチューナー(音合わせに必須)とピック。エレキならアンプとシールドが含まれるかが最重要です。予備弦・ケース・スタンドはあると便利な範囲。「本体がきちんと弾ける状態か」「必須品が揃っているか」を軸に見ると失敗しません。

子どもにはどのサイズ・タイプがいいですか?

体格に合った小さめのギターが続けやすさの決め手です。標準より一回り小さいミニギターやショートスケールは抱えやすく、フレットにも手が届きます。指が痛くなりにくいナイロン弦のクラシック(ミニサイズ)は、はじめての子どもにやさしい組み合わせ。子どもは成長するので、サイズアップ前提で無理のない一本から始めるのも手です。ピックなど小さな部品の誤飲やコードの引っかかりにも注意を。

独学でも弾けるようになりますか?教室は必要?

動画や教則本を使って独学で上達する人は多くいます。まずは好きな曲の簡単なコードから始めると、楽しく続けやすいです。一方で、正しいフォームや効率的な練習、つまずきの解消には教室やレッスンが役立つこともあります。独学で行き詰まったときだけ単発レッスンを使う、という併用も現実的。大切なのは続けることなので、自分に合った学び方で無理なく進めましょう。

保管で特に気をつけることは?

ギターは木製で温度・湿度の変化に弱いため、直射日光・高温(夏の車内放置など)・極端な乾燥や多湿は避けます。割れ・反り・変形の原因になります。使わないときはケースに入れ、乾燥剤や湿度調整剤で湿度に配慮を。立てかけは倒れて破損やけがのもとなので、スタンドや安定した場所で保管しましょう。弦は消耗品なので定期的に交換し、切れた弦の先端でけがをしないよう注意してください。

※ 本記事は購入価格・キャンペーン情報の参考目的で作成しています。記載のセール日程・ポイント還元率・キャンペーン条件は変更される場合があります。最新情報は各 EC サイトの公式ページをご確認ください。