楽器・音楽を始めるガイド2026 — 電子ピアノ・ギターの選び方と宅録
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最初の一台でほぼ決まる——「弾く・続く」を分ける分岐点
ピアノやギターを始めたい。大人の趣味としても、子どもの習い事としても、楽器は根強い人気があります。ところが「半年で蓋を閉じたまま置物になった」「買ったのに夜は弾けなくて触らなくなった」という話も同じくらいよく聞きます。続く人と続かない人を分けているのは、才能や根気よりも、最初の一台がその人の暮らしと体に合っていたかどうかです。つまり選び方の段階で、もう勝負の半分はついている。
このガイドは、ピアノとギターという二大入門楽器を軸に、最初の一台をどう選ぶかを掘り下げる総合案内です。電子ピアノとアコースティックの違い、ギターのタイプ分け、集合住宅で本当に弾けるのかという音の現実、上達してから足す録音機材まで、つまずきやすい順に並べました。楽器ごとの細かい選び方は、それぞれの専用記事に深掘りがあります。
先に結論の骨だけ言ってしまうと、選ぶ順番は①弾きたい曲・憧れ → ②その楽器が自分の住環境で鳴らせるか → ③体や手のサイズに合うか → ④予算と続けやすさ。録音や周辺機材は弾けるようになってからで遅くありません。いきなり高価な一台や、全部入りのフルセットを買う必要はないのです。
ピアノとギター、どちらから始める?——性格の違いで選ぶ
「ピアノとギター、結局どっちが始めやすいの」という問いには、万人向けの正解がありません。音の出し方も、最初の壁も、住環境への影響もまるで違うからです。両者の性格を並べてみると、自分(やお子さん)に向くほうが見えてきます。
| 観点 | ピアノ系 | ギター系 |
|---|---|---|
| 最初の音の出しやすさ | 鍵盤を押せば誰でも正しい音が鳴る | 弦を押さえる指の痛み・コードの壁がある |
| 最初の壁 | 両手が別々に動く協応に時間がかかる | 指先の痛みと、F などのコードを押さえる握力 |
| 夜・集合住宅 | 電子ピアノ+ヘッドホンで静かに練習可 | エレキ+ヘッドホンアンプなら静か/生のアコギは音が出る |
| 省スペース | 据置型は場所を取る/スリム機やポータブルも | 立てかけ・スタンドで省スペース。持ち運びも楽 |
| 向いている人 | クラシック・弾き語りの伴奏・基礎をきっちり | 弾き語り・バンド・好きな曲をすぐ鳴らしたい |
大づかみに言えば、「最初の一音を気持ちよく鳴らせる」のはピアノです。鍵盤は押せば正しい音が出るので、いちばん最初の達成感が早い。一方「好きな曲のフレーズに早くたどり着ける」のはギター。簡単なコード三つも覚えれば弾き語りの形になります。指先の痛みという最初の関門を越えられるかが分かれ目です。どちらも、弾きたい曲やあこがれのアーティストが使っている楽器から逆算するのが、いちばん外しません。
「子どもの習い事」として教室に通わせるなら、教室がピアノ中心かギター中心かを先に確認を。レッスンで使う楽器の系統に家の一台を合わせておくと、予習復習がそのまま身につきます。子供のピアノ選びの記事も合わせてどうぞ。
「集合住宅でも弾けますか」——音の現実を先に詰める
楽器選びでいちばん後から困るのが音の問題です。買う前に「これは自分の家で鳴らせるのか」を詰めておくと、置物化を防げます。ここは楽器のタイプによって事情がまったく違うので、住まいと練習時間帯に合わせて考えましょう。
ヘッドホンで静かに弾けるもの・弾けないもの
- 電子ピアノ:ヘッドホン端子があれば、スピーカーから出る演奏音は完全にゼロにできます。深夜練習の主役。ただし注意点が一つあって、後述する打鍵音(物理振動)は残ります。
- エレキギター:アンプにつながなければ、弦をはじいてもか細い生音しか出ません。ヘッドホン対応の練習用アンプを使えば、夜でも周囲をほぼ気にせず弾けます。静かに弾きたい人にエレキ+ヘッドホンは意外な好相性。
- アコースティックギター・クラシックギター:本体から直接それなりの音量が出ます。夜間・早朝の生音は避けたいところ。サウンドホールに差し込む弱音器(サイレンサー)や、ボディが空洞でないサイレントギターで音量を大きく抑えられます。
- アコースティックピアノ:もっとも音が大きく、設置と防音のハードルが高い。マンションでは消音ユニット付きや、後述の電子ピアノでの代替が現実的です。
電子ピアノの「ヘッドホン=無音」という誤解
電子ピアノをマンションで選ぶ最大の理由はヘッドホンで深夜でも弾けることですが、一つだけ落とし穴があります。ヘッドホンで消えるのはスピーカーの演奏音だけで、鍵盤を叩いたときに本体から床へ伝わる「コツコツ」という打鍵音(物理振動)は残るのです。これが階下に響いてトラブルになる例は想像以上に多い。対策はシンプルで、本体スタンドの下に防振マットを敷くこと。神経質な環境なら防音パネルを組み合わせる手もあります。本体だけ買って住み始めてから気づくより、最初からマットを予算に入れておくほうが安心です。
近隣トラブルの大半は「音が出る楽器を、音の出せない環境に置いた」ミスマッチから起きます。住まい(戸建てか集合住宅か)・練習したい時間帯(主に夜か昼か)の二つを先に決めると、候補の楽器とタイプがぐっと絞れます。生音の楽器を選ぶなら、消音グッズや防振対策を「同じ予算」に最初から組み込んでおきましょう。
電子ピアノは「鍵盤の重さ」で選ぶ——音色数に釣られない
ピアノから始めるなら、住環境と維持のしやすさから多くの人が電子ピアノを選びます。その電子ピアノ選びで後悔につながりやすいのが、音色数やデザイン、値段だけを見て決めてしまうこと。実際に毎日触れて満足度を左右するのは、指の下から返ってくる鍵盤の手応えです。だから最初に見るべきは音色の数ではなく、鍵盤方式の欄。
練習用としてまともに使えるのは原則ハンマーアクション(鍵の内部におもりを仕込み、生ピアノが弦を叩く重みを再現したもの)だけと割り切って構いません。バネで軽い抵抗だけのスタンダード(セミウェイテッド)や、抵抗がほぼない軽量鍵盤(シンセ鍵盤)は、指で軽く触れただけで沈み、指の力が育ちません。さらに上位機のグレード加重(グレーデッドハンマー)は、低音側を重く高音側を軽くして生のグランドの重量差まで再現したもの。子どもが教室の生ピアノとのギャップで戸惑わないか、大人が将来アップライトへ移るときに違和感が出ないかは、だいたいここで決まります。
| 鍵盤方式 | 手応え | 練習適性 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| グレード加重ハンマー | 生ピアノにかなり近い | ◎ | 教室通い・上達を本気で目指す |
| ハンマーアクション(均一加重) | 重みはあるが音域差は小さい | ○ | 入門〜中級・趣味でしっかり弾く |
| スタンダード(セミウェイテッド) | 軽め・抵抗は控えめ | △ | 制作用サブ・ステージ用途 |
| 軽量(シンセ)鍵盤 | ほぼ抵抗なし | × | 音を出す体験・玩具的用途 |
音色数に惑わされないことも大切です。「500音色」「1000音色」という数字の大きさは音の良さとは別物で、実際に使うのはピアノ音とせいぜい数種類。数字に釣られて肝心のピアノ音が薄いモデルを選ぶ、というのが後悔の定番パターンです。あわせて同時発音数は128音以上あると、ペダルを踏みっぱなしで音を重ねる曲でも古い音が勝手に消える「音切れ」が起きにくく安心。鍵盤数は、本格的に続けるなら88鍵が基本です。電子キーボード(61〜76鍵・軽量)は最初の音楽体験には向きますが、上達を目標にするなら最初から88鍵ハンマーのほうが結局は早道、というのが多くの経験者の実感です。電子ピアノの選び方でさらに詳しく解説しています。
カシオ・ヤマハ・ローランド——三社は何を目指して作っているか
国内で手に入りやすい電子ピアノは、実質カシオ(CASIO)・ヤマハ(YAMAHA)・ローランド(Roland)の三社が中心です。カワイやコルグにも良い機種はありますが、価格帯の幅と試弾しやすさ、流通量を考えると、まずこの三社から見るのが現実的。面白いのは、同じ「電子ピアノ」でも三社で設計の根っこの考え方がまるで違うことです。型番のラインとあわせて整理します。
カシオ(CASIO)— 省スペースと価格の突破力
カシオの軸はプリヴィア(Privia)シリーズ。手の届きやすい価格帯で88鍵ハンマーアクションを成立させ、薄型・軽量の設計が得意です。「置き場所が限られるけれど本格的な鍵盤がほしい」という入門〜中級の人に強い。価格のわりに完成度が高いのがこの数年の傾向です。
ヤマハ(YAMAHA)— ピアノメーカーが作る音と、教育のしくみ
ヤマハはアコースティックピアノも自社で製造する総合楽器メーカーで、電子ピアノの音源には自社グランドのサンプリングが入っています。据置型の入門〜中級がアリウス(ARIUS)、中〜上位がクラビノーバ(Clavinova)という二段構え。打弦感の再現と、専用の練習アプリで「続けられる仕掛け」を作るのが上手で、子どもの習い事で選ばれることが多い印象です。
ローランド(Roland)— 表現の幅と、制作への広がり
ローランドはシンセサイザーの老舗で、独自音源(SuperNATURALなど)の評価が高い。ポータブルのFP、居間向けのRP、上位のHPとラインが分かれます。微妙なニュアンスの出しやすさに定評があり、Bluetooth MIDI やアプリ連携にも積極的。後述の録音や打ち込みへ広げたい人と相性の良いブランドです。
| ブランド | 代表ライン | 設計の軸 | こんな人に向く |
|---|---|---|---|
| カシオ | Privia | 薄型・軽量・価格 | 省スペース重視の入門〜中級 |
| ヤマハ | ARIUS / Clavinova | 自社ピアノ音・教育アプリ | 子どもの習い事・継続重視 |
| ローランド | FP / RP / HP | 表現力・MIDI/制作連携 | ニュアンス重視・録音や作曲も |
どれが「最高」かは目的次第で、純粋に弾く練習が中心なら三社いずれも充実しています。可能なら同じ価格帯の三社を店頭で弾き比べるのが結局いちばんの近道。タッチと音色の好みはスペック表からは読み取れません。価格はモデルや時期で動くので、各 EC・楽器店で最新をご確認ください。
ギターは「鳴らし方の三択」から——アコギ・クラシック・エレキ
はじめてのギター選びで遠回りしないために、最初に決めたいのは色でも価格でもなくどう音を出すかです。ギターは弦の素材とボディ構造で大きく三つに分かれ、ここを取り違えると「弾きたい曲が弾けない」「夜に練習できない」というズレが起きます。
- アコースティックギター(アコギ):金属(スチール)弦を張った、おなじみの形。本体だけで音が出て、コードをかき鳴らす弾き語りやポップスの定番。J-POP のコピーや弾き語り動画で見るのはこのタイプです。
- クラシックギター(ガットギター):ナイロン弦で音は柔らかく温かい。指先への当たりがやわらかく、クラシックやボサノバ、指で爪弾くフィンガースタイルに向きます。ネック幅はやや広め。
- エレキギター:アンプにつないで初めて本領を発揮します。バンド、ロック、エフェクターでの音作りはこれ。逆に言うとアンプとシールド(ケーブル)が無いと、ほぼ生音のような小さな音しか出ません。
「弾きたい曲・好きなアーティストがどのタイプを使っているか」を起点にすると、まず外しません。弾き語りが好きならアコギ、繊細な音やクラシックならナイロン弦、歪んだバンドサウンドならエレキ。迷ったら本体一本で完結するアコギから入る人が多数派です。エレキは「本体+アンプ+シールド」が揃って初めて成立する、と覚えておくと予算ミスを防げます。ギター(初心者)の選び方でタイプ別にさらに深掘りしています。
エレキの初心者セットには「アンプ・シールド込み」と「本体のみ」が混在します。セット内容にアンプとシールドが含まれているかを必ず確認を。後から別々に揃えると割高になりがちで、届いたのに弾けない期間も生まれます。自宅メインなら、ヘッドホン端子のある練習用アンプが夜間練習の鍵になります。
挫折の正体は「弾きにくさ」——弦高・サイズ・弦の素材
初心者が一週間でやめてしまう原因の多くは、才能でも根気でもなく単純に押さえにくいギターを選んでしまったこと。「弾きやすさ」は感覚的に聞こえますが、中身を分解するとほぼ三つに集約できます。ここを知っておくと、店頭やレビューで見るべき点がはっきりします。
弦高(げんこう)——いちばん効く一点
弦高とは、弦と指板(フレットの上)の距離のこと。ここが高いとコードを押さえるのに強い力がいり、指先がすぐ痛くなって音もビビらず鳴りません。安価すぎる出荷状態のまま調整されていないギターは弦高が高めで放置されていることがあり、それが「安物は弾きにくい」と言われる正体です。逆に、ある程度きちんと調整して出荷される販売元を選ぶ、あるいは買ったあとに弦高を下げてもらえば、同じ価格帯でも弾き心地はぐっと変わります。
サイズ・スケール——体格との相性
ギターには「スケール」という弦の長さの規格があり、短いほどフレット間隔が詰まって押さえやすくなります。子どもや小柄な人、手が小さい人には、標準より一回り小さいミニギターやショートスケールが抱えやすく、結果として続けやすい。「大きすぎて構えるのがつらい」も立派な挫折要因です。ネックの太さも好みが分かれ、手が小さい人は細めネックだと指が回しやすく感じることが多いので、可能なら一度握ってみるのが理想です。
弦の素材——指先の痛みが不安なら
スチール弦(アコギ)は指が痛くなりやすく、ナイロン弦(クラシック)は柔らかめ。最初は誰でも指先が痛くなりますが、続けると指先が固くなって和らいでいくのが一般的です。痛みが心配なら、弦高が低めに調整されたモデルや、ナイロン弦のクラシックから入るのも手。無理は禁物で、こまめに休み、痛みやしびれが続くときは医療機関に相談を。
| 弾きやすさの要素 | 初心者への影響 | 選ぶときの目安 |
|---|---|---|
| 弦高 | 高いと押さえづらく指が痛い・音が鳴らない | 調整済みで出荷される/低めに設定できるもの |
| ネック幅 | 太いと小さい手では指が届きにくい | 手が小さいなら細めネック寄り |
| スケール/サイズ | 大きすぎると構えるのが苦痛で続かない | 小柄・子どもはミニ/ショートスケール |
| 弦の素材 | スチールは指が痛くなりやすい | 痛みが不安ならナイロン弦から |
録音・宅録は「弾けてから」——足す順番を間違えない
楽器を始めると、つい配信用マイクやオーディオインターフェースまで一気に揃えたくなります。けれど録音・宅録の機材は、演奏に慣れてからで十分。最初から全部そろえると、使いこなせない機材を眠らせるだけです。足していく順番を押さえておきましょう。
- まずは手軽な記録から練習の振り返りはスマホや ボイスレコーダー(ICレコーダー) で十分。自分の演奏を聴き返すだけで上達が早まります。
- 聴く環境を整える音の確認には イヤホン・ヘッドホン を。電子ピアノやエレキの夜間練習にも必須なので、ここは早めに用意しても無駄になりません。
- 弾き語りの録音・配信を始めるとき本格的に録るなら用途に合った マイク を。USB マイクなら PC に挿すだけで完結し、XLR は別途オーディオインターフェースが要ります。会議や配信入門なら USB から。
- 打ち込み・DTM へ広げるとき鍵盤を MIDI コントローラーとして使うなら、USB-MIDI や Bluetooth MIDI 対応の電子ピアノが便利。ローランドなど制作連携に強いブランドが相性良好です。
「いつか配信もするかも」と最初から高機能マイクを買っても、肝心の演奏が形になる前は出番がありません。必要になったものから少しずつが鉄則。先に投資すべきは録音機材より、毎日触りたくなる弾きやすい本体と、夜でも練習できる環境(ヘッドホン・防振)です。
子ども・小柄な人のサイズ選びと、続けるコツ
子どもに買ってあげたい、あるいは自分が小柄で標準サイズに不安がある——そんなときはサイズ選びが続くかどうかを大きく左右します。体に対して大きすぎる楽器は、構えるだけで疲れ、手が届かず、上達する前に嫌になりがちです。
- ギターは一回り小さいサイズを:ミニギターやショートスケールは抱えやすく、フレットにも手が届きます。指が痛くなりにくいナイロン弦のクラシック(ミニ)は、はじめての子どもにやさしい組み合わせ。子どもは成長するので、サイズアップ前提で無理のない一本から始めるのも一つの考え方です。
- ピアノは88鍵・加重鍵盤が無難:教室に通う子は、軽いキーボードで始めるとレッスンの生ピアノで指の力の入れ方が合わず戸惑いがち。88鍵・グレード加重ハンマー・3本ペダル付きの据置型だと適応がスムーズです。
- 誤飲・引っかかりに注意:小さな子どもがいる家庭は、ギターのピックなど小さな部品の誤飲や、機材のコードの引っかかりにも気を配りましょう。
続けるコツは、結局のところ環境づくりに尽きます。すぐ手に取れる場所に置くと練習の習慣がつきやすく、出しっぱなしにできる安全なスタンドは投資価値あり。目標も無理のない範囲で、いきなり難曲を狙わず弾きたい曲を少しずつ。小さな達成感の積み重ねが、続ける力になります。サイズと環境さえ合っていれば、安価な入門機でも十分に楽しめます。
楽器の買いどきと、損をしない買い方
楽器は家電ほど価格変動が激しくありませんが、シーズンや大型セールにポイント還元を重ねると、同じ商品でも実質負担が変わります。具体的な値段は時期と販売店で動くので、ここでは「いつ・どう狙うか」の考え方を整理します。
- 新生活・習い事シーズン(2〜4月)を狙う入学進学を前にした時期は、楽器店も量販店も電子ピアノや入門ギターの特集を組みやすく、スタンド・椅子・ヘッドホンのセット販売やポイント還元が出やすい。
- 大型セール期に候補を照合する夏や年末年始、楽天のお買い物マラソンなどに合わせて各 EC で値が動きます。候補をカートに入れておき、セール期間に価格を見比べる方法が有効です。
- 型落ちモデルを賢く拾う電子ピアノもギターも毎年大きく変わるわけではなく、前モデルとの差が小さいことも多い。在庫処分で型落ちが下がるタイミングは狙い目ですが、保証・修理・パーツ供給の年数は確認を。
- 周辺機器を最初から予算に入れるピアノは椅子・ヘッドホン・防振マット、ポータブルは専用スタンドや3本ペダル(別売りの場合あり)。ギターはチューナー・ピック、エレキはアンプ・シールド。本体だけで考えると後から追加出費が出ます。
- 店頭で触ってからネット価格を比較タッチや弾き心地は動画やスペック表では掴みきれません。楽器店で弾いて好みを固め、各 EC で価格を見比べる流れが、満足度と価格の両立につながります。
還元率・年会費・セール条件は時期で変わります。具体的な数字は断定せず、購入直前に各 EC サイトの公式ページで現在の条件をご確認ください。「椅子が合わず姿勢が崩れた」「マットがなくて階下に響いた」という後悔は、たいてい周辺機器を後回しにしたのが原因。本体+必須の周辺機器を一つの予算として最初に組んでおくと安心です。
よくある質問
大人が一から始めるなら、ピアノとギターどちらがおすすめ?
弾きたい曲や憧れで選ぶのが一番ですが、性格は対照的です。ピアノは鍵盤を押せば正しい音が鳴るので最初の達成感が早く、クラシックや弾き語りの伴奏に向きます。ギターは指先の痛みやコードの壁を越えれば、好きな曲のフレーズに早くたどり着けます。住環境を考えるなら、電子ピアノやエレキはヘッドホンで静かに練習でき、集合住宅でも始めやすい。最初から高価な一台を選ぶ必要はなく、続けられる環境と扱いやすさを優先しましょう。
電子ピアノとアコースティックピアノ、どちらを選べばいい?
住環境と目的で選びます。電子ピアノは音量調整やヘッドホン練習ができ、省スペースで調律も不要。集合住宅や夜間の練習に向き、本物に近いタッチのモデルも増えています。アコースティックは弦・ハンマー・響板が生む倍音の自然さと繊細なタッチが魅力ですが、音が大きく設置場所や防音の検討が必要です。これから始める、住環境が気になるという人は、まず電子ピアノから始めるのが現実的。88鍵・グレード加重ハンマーの良い機種を選んでおけば、将来生ピアノへ移っても違和感を抑えられます。
電子キーボードと電子ピアノは何が違うの?
最大の違いは鍵盤数とタッチ感です。電子キーボードは一般に61〜76鍵で鍵盤が軽く、どこも均一な重さ。電子ピアノは88鍵にハンマーアクションを備え、低音ほど重く高音ほど軽い生ピアノに近い手応えを再現します。上達を目的にするなら、指の力とタッチ感覚を正しく育てるために88鍵ハンマーアクションを選んでください。「500音色」などの数字の多さは音質とは別物で、実際に使うのはピアノ音とごく数種類。キーボードは最初の音楽体験や遊び向きと考えると分かりやすいです。
カシオ・ヤマハ・ローランドはどう違う?
大まかには、省スペースと価格を重視するならカシオ(Privia)、教室・教育向けアプリ連携ならヤマハ(ARIUS/Clavinova)、表現力や録音・制作も視野ならローランド(FP/RP/HP)という傾向です。ヤマハは自社グランドのサンプリング音、ローランドはSuperNATURALなど独自音源に定評があります。ただし同じ価格帯で比べると三社とも完成度が高く、最後は店頭で弾き比べてタッチと音の好みで決めるのが確実。「この社なら間違いない」より「自分の指に合うか」で選びましょう。
ギターはアコギ・クラシック・エレキ、どれから始める?
弾きたい音楽から逆算するのが一番です。弾き語りやポップスなら本体一本で完結するアコースティックギター、クラシックや指弾き・指の痛みが不安ならナイロン弦のクラシックギター、バンドやロックならエレキ(アンプが別途必要)。好きなアーティストや曲のタイプに合わせると、モチベーションが続いて挫折しにくいです。迷ったら、一本で完結するアコギから入る人が多数派。エレキは「本体+アンプ+シールド」で初めて音が出る点に注意してください。
エレキは本体だけで音が出ますか?
本体だけだと、か細い生音しか出ません。エレキはアンプ(増幅器)にシールド(ケーブル)でつないで初めて、しっかりした音が出る仕組みです。つまり実質「本体+アンプ+シールド」が最低ライン。初心者セットにはアンプ・シールド込みのものと本体のみのものがあるので、内容を必ず確認しましょう。自宅メインなら、ヘッドホン対応の練習用アンプが便利で、夜でも周囲をほぼ気にせず弾けます。静かに練習したい人にはエレキ+ヘッドホンが意外な好相性です。
「安いギターは弾きにくい」は本当?
価格そのものより「調整されているか」が大きいです。安価な出荷品は弦高(弦と指板の距離)が高いまま放置されていることがあり、それだと押さえづらく指が痛くなります。調整して出荷される販売元を選ぶ、あるいは買ったあとに弦高を下げる調整を依頼すれば、入門価格帯でも十分弾きやすくなります。値段の安さより「弾ける状態か」で判断を。あわせて、手や体に合うサイズ(小柄ならミニ・ショートスケール)を選ぶことも、弾きやすさと継続に直結します。
マンションでも近所迷惑にならず練習できますか?
楽器のタイプ次第で十分可能です。電子ピアノはヘッドホンで演奏音をゼロにできますが、鍵盤を叩く打鍵音(物理振動)は残るので、本体スタンドの下に防振マットを敷くのがおすすめ。エレキはアンプにつながなければ小音量で、ヘッドホン対応アンプを使えば夜でも安心です。アコギ・クラシックは生音が出るので、弱音器(サイレンサー)やサイレントギターで音量を抑え、時間帯にも配慮を。住環境に合った楽器と練習方法を選ぶことが、長く続けるいちばんのコツです。
録音や宅録、配信用のマイクはいつ揃えればいい?
まずは演奏に慣れてからで十分です。手軽に記録するだけならスマホやボイスレコーダーで始められ、自分の演奏を聴き返すだけでも上達が早まります。音の確認用にイヤホン・ヘッドホンを整えると練習環境も良くなります。弾き語りの録音や配信に本格的に取り組むなら、用途に合ったマイクを足していきましょう。USBマイクならPCに挿すだけで完結します。最初から機材をそろえすぎると使いこなせないので、必要になったものから少しずつ増やすのがおすすめです。
※ 本記事は購入価格・キャンペーン情報の参考目的で作成しています。記載のセール日程・ポイント還元率・キャンペーン条件は変更される場合があります。最新情報は各 EC サイトの公式ページをご確認ください。