ジューサーの選び方 — 高速・低速とお手入れのコツ

キッチン家電・調理器具 公開:2026-05-17 更新:2026-07-01 読了 約 13 分

本記事の価格・還元率・セール等の情報は、各サービスの公式サイト・公式APIをもとに mottoku編集部が確認したものです(最終更新時点)。最新の価格・在庫・キャンペーン内容は必ず各公式サイトでご確認ください。

ジューサーは「3つの種類」を混同すると失敗する

「ジューサー」と一口に言っても、店頭やネットで並んでいるものは中身がまるで別の道具です。ここを混同したまま値段だけで選ぶと、届いた瞬間に「思ってたのと違う」になります。まず頭に入れておきたいのは、ざっくり次の3系統がある、という地図です。

  • 遠心分離式(高速ジューサー):おろし金のような円盤を高速回転させ、遠心力で果汁を外へ飛ばすタイプ。投入してから数秒でジュースが出てくる速さが武器。テスコム・パナソニックなどに手の届きやすい価格帯のモデルがあります。
  • スクリュー式(低速ジューサー/スロージューサー/コールドプレス):太いネジ状の部品(オーガー)がゆっくり回り、食材を石臼のように「すりつぶして押し搾る」タイプ。ヒューロムやクビンス、パナソニックの「低速ジューサー(ビタミンサーバー)」などがこの系統です。価格は高めですが、葉物や搾りかすの少なさで支持されています。
  • 柑橘専用(シトラスジューサー/圧搾器):オレンジやグレープフルーツを半分に切って押し当てるだけの、いわば電動の「ニンジン搾り器」ならぬ「みかん搾り器」。安価で洗うパーツも少なく、朝の生オレンジジュース専用なら最強です。

つまり「とにかく速くて手軽がいい」なら遠心分離式、「葉物も搾りたい・かすを減らしたい・仕上がりにこだわりたい」ならスクリュー式、「柑橘だけ毎朝飲めれば十分」なら柑橘専用——と、飲みたいものから逆算して種類を選ぶのが第一歩。本記事は、3系統の正体と選びどころ、つまずきやすい実例、買い時までを順に整理していきます。価格やモデルは時期で動くので、具体的な金額は各 EC サイトの表示でご確認ください。

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10秒の自己診断:朝に浮かぶのは「オレンジを搾ったコップ」? それなら柑橘専用で十分かも。「ほうれん草入りのグリーンジュース」? それはスクリュー式の領域。「ニンジンりんごをサッと作りたい」? なら遠心分離式が手早い。最初に頭に浮かんだ一杯で、もう半分は決まっています。

遠心分離式とスクリュー式、効きどころが正反対

柑橘専用は用途がはっきりしているので、迷うのはたいてい遠心分離式とスクリュー式のどちらか。この2つは「速いか遅いか」だけの違いではなく、得意な食材・搾りかすの量・酸化のしかた・音・洗う手間がほぼ正反対です。雰囲気で「低速のほうが体に良さそう」と決めず、自分の使い方に当てる前提で違いを並べます。

観点遠心分離式(高速)スクリュー式(低速)
搾る仕組み円盤を高速回転、遠心力で分離オーガーですりつぶして押し搾る
1杯の所要数秒〜と速い1〜2分とゆっくり
葉物・青菜苦手(繊維が回らず搾れにくい)得意(小松菜・ケール等)
搾りかす多め・水分が残りがち少なめ・からっと出やすい
泡・分離泡立ちやすく分離しやすい泡が少なく濃度が均一
大きめ(高速モーター)静かめ
洗う手間パーツ少なめで比較的ラク細かい網・オーガーで手間
価格帯の目安手頃(数千円〜)高め(2〜5万円前後が中心)

遠心分離式の真価は「思い立って5秒で搾れる」速さ。ニンジン・りんご・トマトのような硬めで水分のある食材をサッと搾るのは得意で、価格も手頃です。弱点は、ほうれん草や小松菜のような葉物が刃に乗らず搾れにくいこと、そして高速回転で空気を巻き込むため泡が立ち、時間が経つと層に分かれやすいこと。音も大きめなので、早朝や集合住宅では気になります。

スクリュー式は逆に、オーガーで押しつぶす方式ゆえ葉物まで搾れて、搾りかすがからっと乾いて出る=歩留まりが良いのが効きどころ。回転がゆっくりなので泡が少なく、濃度の均一なジュースになります。代わりに、太いオーガーと細かい網(ストレーナー)を毎回洗う必要があり、洗う手間と本体価格が最大のハードルです。「低速=熱が出にくい」とよく言われますが、これは断定せず仕上がりの好みの話として捉えておくのが無難。体質や健康効果を保証するものではありません。

低速ジューサーの「縦型・横型」とブランドの個性

スクリュー式に絞ると、さらに縦型(バーティカル)と横型(ホリゾンタル)に分かれ、ここを知らずに買うと使い勝手で後悔します。あわせて、店頭で必ず目にする主要ブランドの“顔”も押さえておきましょう。

縦型と横型、どちらが暮らしに合うか

  • 縦型:オーガーが垂直に立ち、食材が自重で落ちていく構造。果物・葉物のジュース作りが速く、設置面積も小さいのが利点。ヒューロムやクビンスの主力はこの形で、家庭用ジュースの主役です。一方、ナッツミルクや細かい用途の自由度は横型に一歩譲ります。
  • 横型:オーガーが水平に寝た構造で、回転が低速・トルク重視。ジュースに加えナッツバター・冷凍フルーツのソルベ・すりつぶしなど“搾る以外”の応用が利きます。設置に奥行きが要り、ジュース1杯あたりはやや時間がかかります。

主要ブランドの性格

ブランド立ち位置・キャラクター
ヒューロム(hurom)低速ジューサーの草分け。縦型の定番で、薄切り不要の太い投入口を備えた世代もあり「丸ごと入れたい」派に人気。モデル世代が多く型番で仕様差が大きい。
クビンス(Kuvings)幅広投入口(ホールスロー)を早くから打ち出したブランド。りんごを丸ごと近い大きさで投入できる世代があり、下ごしらえの手間を減らしたい人向け。
パナソニック「低速ジューサー(ビタミンサーバー)」系。国内メーカーの安心感とサポート、フローズン用アタッチメントなど“搾る以外”も。遠心分離式の手頃なモデルも併売。
テスコム/コイズミ等遠心分離式・柑橘専用の手頃な価格帯が中心。「まず1台、安く試したい」の入口になりやすい。
シャープ/家電量販オリジナル等季節やモデルで入れ替わりがあり、ヘルシオ系の調理家電との併用提案など、ライフスタイル寄りの打ち出しも。

ブランドごとに投入口の広さ・付属アタッチメント・オーガー素材・連続使用時間の目安が違います。同じブランドでも世代(型番)で仕様が大きく変わるので、「ヒューロムだから」「クビンスだから」で決めず、狙う型番の投入口サイズと付属品を必ず確認するのが堅実です。実際の現行価格やラインアップは各公式・各 EC サイトでご確認ください。

「続けられる1台」を見抜く5つの着眼点

ジューサーは性能表より「自分が毎朝無理なく回せるか」で評価が決まる家電です。スペックの大小ではなく、暮らしへの当てはまり方で見ます。

  • 投入口の広さ:りんごを4等分しないと入らないか、半分・丸ごと近くで入るか。毎朝のことなので、ここが広いだけで「切る5分」が消えます。スクリュー式は特に差が大きいポイント。
  • 網(ストレーナー)の洗いやすさ:低速で挫折する最大の理由がここ。細かい網に詰まった繊維をブラシで落とすのが地味に面倒。付属ブラシの形、網が分解しやすいか、食洗機対応かを必ず確認。
  • 連続使用時間の目安:モーターには「○分使ったら○分休ませる」という目安があります。家族分をまとめて作るなら、ここを超えないかを見ておく。
  • 音と使う時間帯:遠心分離式は朝5分でも近所に響きます。早朝・夜・集合住宅なら静かなスクリュー式が現実的。
  • 出しっぱなしにできるか:しまい込むと使わなくなる家電の代表格。キッチンに据え置けるサイズ・デザインかは、続くか否かを左右します。

とりわけ投入口の広さと網の洗いやすさは、カタログの数字に出にくいのに満足度を最も決める2点です。「搾るのは楽しい、でも網を洗うのが面倒で3日でやめた」——これがジューサーで最も多い結末。下ごしらえと後片付けの“摩擦”を小さくできる1台を選べるかどうかが、長く使えるかの分かれ目になります。

タイプ別・実際に作りやすいジュース

同じ食材でも、向くタイプが違います。「うちのジューサーで作りやすいもの」から始めると、失敗が減って続きます。組み合わせは自由なので、まずは手堅い一杯から。

飲みたいもの向くタイプひとこと
生オレンジ/グレープフルーツ柑橘専用 or 遠心柑橘だけなら専用機が一番ラク。
ニンジン+りんご遠心 or スクリュー硬めで水分多め。定番で失敗しにくい。
グリーンジュース(小松菜・ケール等)スクリュー式葉物は遠心だと搾れにくい。低速の出番。
トマト遠心 or スクリュー完熟を使うとフレッシュ。皮は好みで。
冷凍ベリーのソルベ横型スクリュー専用アタッチメントで“搾る以外”の活用。

果物を多めにすると飲みやすく、青菜を増やすとさっぱりした味わいに寄ります。葉物を搾るなら、間に硬めの果物(りんご等)を挟むと詰まりにくくスムーズです。なお、ジュースは食事の代わりではなく、バランスの良い食生活の中で楽しむもの。搾りたては生ものなので、作ったらすぐ飲むのが基本です。色や味の変化が早いのもフレッシュゆえと考えましょう。

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詰まり・空回りを防ぐコツ:①繊維の長いセロリやしょうがは短めに切ると網に巻きつきにくい ②葉物は丸めて、硬い食材と交互に入れる ③水分の少ない食材(バナナ等)だけを入れると詰まりやすいので、水分のある食材と組み合わせる ④押し込みは付属の押し棒でゆっくり——速く押すとモーターに負担がかかります。

お手入れと安全 — ここで脱落しないために

ジューサーの満足度は、実は搾る30秒より、洗う3分で決まります。とくにスクリュー式は網に繊維が詰まるので、使ったらすぐ・乾く前に洗うのが鉄則。繊維が乾いて固まると、ブラシでも落ちにくくなります。

  1. 使い終わったらすぐ分解残りかすが乾く前が一番ラク。後回しにするほど固着して手強くなります。
  2. 網(ストレーナー)は付属ブラシで内外から低速の網は目が細かいので、繊維を裏表からかき出すイメージで。流水だけでは残りがち。
  3. オーガー・カッターは溝までしっかりネジ溝や刃の根元に繊維が残りやすい。ここの放置がニオイ・カビの元。
  4. 食洗機対応パーツは活用、本体は拭くだけ対応の可否は機種で違うので説明書を確認。モーター部は水につけない。
  5. よく乾かして組み立てる濡れたままの収納は雑菌・ニオイの原因。乾燥まで含めて“お手入れ”です。
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安全の基本:①遠心分離式の刃・スクリュー式のカッターは鋭く、洗浄時のケガに注意。素手でこすらず付属ブラシを使う ②分解・着脱・お手入れは必ず電源を切り、プラグを抜いてから ③投入口に指や異物を入れず、必ず付属の押し棒を使う ④連続使用時間の目安を守り、詰まったまま無理に回さない(モーター過熱・故障の元) ⑤子どもの手の届かない場所に置き、使用中は目を離さない ⑥作ったジュースは生ものなので作りたてを早めに。容器・部品は清潔に。使い方とお手入れは必ず取扱説明書に従ってください。

つまずきやすい実例と、買い時の考え方

最後に、購入後に「あるある」な後悔と、無理なく買うためのタイミングを整理します。種類選びの段階で防げるものがほとんどです。

買って後悔しがちな実例

  • 葉物を飲みたいのに遠心分離式を買った → グリーンジュースが目的ならスクリュー式一択。種類選びのミスは性能では取り返せません。
  • 網洗いが面倒で3日でやめた → 投入口の広さと網の洗いやすさ、食洗機対応を最優先に。安さだけで選ぶと洗う摩擦で挫折します。
  • 音が大きくて朝使えない → 早朝・集合住宅なら遠心分離式は避け、静かなスクリュー式を。
  • 柑橘しか飲まないのに高い低速機を買った → 用途が柑橘だけなら専用機で十分。オーバースペックは置き場所も無駄に。
  • 下ごしらえが大変で出すのが億劫 → 投入口が広い世代を選ぶと「切る手間」が激減。出しっぱなしにできるサイズかも要チェック。

買い時とモール別の考え方

ジューサー、とくに2〜5万円前後の低速機は値動きが大きい家電です。焦って定価で買わず、次のような機会に「実質いくらか」で比較するのが賢明です。

  • 年数回の大型セール期:各モールが横断的に安くなる時期は、低速機の値引き幅も大きくなりがち。型番を決めておき、価格が下がったタイミングで動くと差が出ます。
  • ポイント還元を“実質額”で見る:本体価格だけでなく、付与ポイントを引いた実質額で比較を。還元率や条件・上限はキャンペーンで変わるため、各公式で必ず確認してください(断定はできません)。
  • 型落ち世代も候補に:低速ジューサーは世代交代しても基本構造が大きくは変わらないため、一つ前の型番が値ごろになっていることがあります。投入口や付属品の差を確認したうえで狙うと、固有性能を保ちつつ価格を抑えられます。
  • 柑橘専用・遠心分離式は通年で手頃:もともと数千円台が中心なので、大きなセールを待つより「必要なときに必要なほう」を割り切って選ぶのが現実的です。
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後悔しない順番:①飲みたい一杯から種類を決める → ②狙う型番の投入口・付属品・洗いやすさを確認 → ③大型セールやポイント増の機会に実質額で比較 → ④届いたら最初の1週間で「洗う流れ」を体に入れる。ここまで来れば、棚の奥で眠る確率はぐっと下がります。

よくある質問

ジューサーとブレンダー(ミキサー)はどう違う?

ジューサーは果汁を搾って繊維(搾りかす)を分ける道具、ブレンダーは食材を丸ごと撹拌して繊維も含めて飲む道具です。さらっとした搾りたてジュースが欲しいならジューサー、とろみや満足感・スムージーが目的ならブレンダー。目的の飲み口で選び分けると失敗しません。

遠心分離式とスクリュー式、最初の一台はどっち?

飲みたいもので決まります。葉物のグリーンジュースを作りたい・搾りかすを減らしたい・静かさ重視ならスクリュー式。ニンジンりんごや柑橘をとにかく速く・安く搾れれば十分なら遠心分離式。柑橘だけなら柑橘専用機が一番ラクです。

葉物野菜(小松菜・ケール等)も搾れる?

葉物を搾るならスクリュー式(低速)が向きます。遠心分離式は刃に葉物が乗らず搾れにくいことが多いです。葉物は丸めてりんごなど硬い果物と交互に入れると詰まりにくく、スムーズに搾れます。

低速ジューサーの「縦型」と「横型」の違いは?

縦型はオーガーが垂直でジュース作りが速く設置面積が小さいのが利点。横型は水平でナッツバターや冷凍ソルベなど“搾る以外”の応用が利きますが、奥行きが要り1杯はやや時間がかかります。家庭のジュース中心なら縦型が扱いやすいです。

ヒューロムとクビンスは何が違う?

どちらも縦型低速の定番ブランドです。傾向としてクビンスは幅広投入口(丸ごと近く投入)を早くから打ち出し、ヒューロムはモデル世代が豊富で太い投入口の世代もあります。ただし同ブランドでも型番で仕様が大きく違うので、狙う型番の投入口・付属品を必ず確認してください。

お手入れはどれくらい大変?コツは?

スクリュー式は細かい網(ストレーナー)の繊維落としが一番の手間で、ここで挫折する人が多いです。コツは使ったらすぐ・乾く前に付属ブラシで洗うこと。乾いて固着すると落ちにくくなります。食洗機対応パーツや分解しやすさも、続けやすさを左右します。

音は気になる?集合住宅でも使える?

一般に遠心分離式は高速モーターで音が大きめ、スクリュー式は静かめです。早朝・夜に使う、集合住宅に住んでいる場合は静かなスクリュー式が安心。使う時間帯と設置場所を想像して、音の大きさも確認しておきましょう。

買い時はいつ?セールは効く?

とくに2〜5万円前後の低速機は値動きが大きいので、年数回の大型セールやポイント増の機会に「実質額」で比較すると差が出ます。型落ち世代も狙い目です。還元率や条件は変わるため、各公式・各 EC サイトで最新をご確認ください。柑橘専用・遠心分離式はもともと手頃なので待ちすぎなくて大丈夫です。

刃やカッターで安全に使うコツは?

遠心分離式の刃やスクリュー式のカッターは鋭いので、洗浄時は素手でこすらず付属ブラシを。分解・着脱・お手入れは必ず電源を切ってプラグを抜いてから。投入口には指を入れず付属の押し棒を使い、子どもの手の届かない場所で保管を。詰まったまま無理に回さず、作ったジュースは早めに飲みましょう。

※ 本記事は購入価格・キャンペーン情報の参考目的で作成しています。記載のセール日程・ポイント還元率・キャンペーン条件は変更される場合があります。最新情報は各 EC サイトの公式ページをご確認ください。