草刈り機・芝刈り機の選び方|刈る対象・面積・動力で選ぶ

ふるさと納税深掘り 公開:2026-06-02 更新:2026-06-30 読了 約 13 分

本記事の価格・還元率・セール等の情報は、各サービスの公式サイト・公式APIをもとに mottoku編集部が確認したものです(最終更新時点)。最新の価格・在庫・キャンペーン内容は必ず各公式サイトでご確認ください。

まず「草を倒す機械」か「芝を整える機械」かを切り分ける

毎年この時期になると「草刈り機ってどれを買えばいいの」という相談を受けますが、最初に確認するのはいつも一つだけです。あなたが手入れしたいのは“伸び放題の雑草”ですか、それとも“きれいに張った芝生”ですか。ここを取り違えたまま機械を買うと、どんなに高性能でも仕事になりません。両者は名前が似ているだけで、まったく別系統の道具だからです。

雑草・斜面・空き地・畦(あぜ)のように、丈が伸びてバラバラに茂った草を“倒して刈り払う”のが草刈り機(刈払機/くさかりき・かりはらいき)。長い棹(さお)の先で刃を高速回転させ、根元から薙(な)ぎ倒していく道具で、地面が多少デコボコでも、斜面でも、石混じりでも入っていけます。一方、平らな地面に低く密に育てた芝生を“面で均一に整える”のが芝刈り機(しばかりき)。床屋のバリカンのように刈り高さを一定に保ち、絨毯(じゅうたん)のような仕上がりを作る道具で、デコボコや背の高い雑草はそもそも刈れません。

つまり、草刈り機は「荒れた草を片づける」、芝刈り機は「整った芝を維持する」。この記事では刈払機を主役に置きつつ、芝刈り機との使い分けまで含めて、刃の方式・動力・選び方の勘所を、実際に使うときの感覚も交えて整理していきます。

💡

判断に迷ったら丈で考えると早いです。足首より高く、まばらに伸びた草なら刈払機の領域。くるぶし以下で、面として揃えたい緑なら芝刈り機の領域。庭に雑草エリアと芝生エリアの両方があるご家庭は、結局2台を使い分けることになるケースが多いです。

刈払機の刈刃で“別の道具”になる――コード・チップソー・金属刃

刈払機選びでいちばん性格を左右するのは、実は動力よりも先端に何を付けるかです。同じ本体でも刃を替えると得意分野ががらりと変わるので、ここを理解しておくと失敗が激減します。家庭で出番が多い順に整理します。

刈刃の種類得意な相手クセ・注意点
ナイロンコード柔らかい雑草・壁際・障害物の多い場所石やフェンスに当たっても比較的安全。摩耗で減るので消耗品。硬い草や太い茎は苦手
チップソー(丸ノコ刃)普通の雑草全般・ある程度の太さの草家庭の万能選手。先端に超硬チップ。石に当てると欠ける/キックバックの危険
金属2枚刃・3枚刃笹・ススキ・密集した硬い草切れ味は最強だが跳ね返り(キックバック)が強くプロ向き
ノコ刃(笹刃)木質化した枝・太い茎・竹反動が大きく上級者向け。住宅地では基本不要

住宅地ならまず「ナイロンコード+チップソー」の二刀流

家の周りや花壇の縁、ブロック塀やフェンス際は障害物だらけです。ここに金属刃で突っ込むと、刃が硬い物に当たった瞬間に機械ごと跳ね返されるキックバックが起き、思わぬ方向に刃が振られて非常に危険。だから壁際や狭い場所は、当たっても比較的安全なナイロンコードで攻めるのが定石です。一方、広めの空きスペースや少し太い雑草にはチップソーが速くてきれい。多くの家庭はこの2つを場所で使い分けるだけで、ほぼ用が足ります。

逆に、笹やススキが背丈ほど茂る土地、木のように硬くなった茎を相手にするなら、2枚刃やノコ刃のパワーが要りますが、これらは反動が大きく、扱いに慣れが必要な“上級者の刃”。住宅地で安易に手を出すのは避けたいところです。

📝

本体には対応できる刃の種類が決まっています。「ナイロンコード専用」「金属刃も使える」など機種ごとに仕様が違うので、後でチップソーや金属刃も使いたいなら、対応機種かを買う前に必ず確認を。コード専用の軽量モデルに金属刃は付けられません。

動力は「庭の広さ」と「電源の有無」でほぼ決まる

刃の方向性が決まったら、次は動力です。充電式・コード式・エンジン式の3つがあり、それぞれ向く現場がはっきり分かれます。カタログを眺めるより、自分の庭を思い浮かべながら読むと答えが出やすいです。

充電式(コードレス)――住宅地の主役になりつつある

バッテリーを積んだコードレス。軽くて静か、始動はスイッチひとつ、排気ガスも混合燃料の管理もいらないのが最大の魅力で、近年は出力も上がり、家庭用なら充電式で困らない場面が大半になりました。電圧の表記(18V・36V・40Vなど)が出力の目安で、数字が大きいほどパワーに余裕があります。弱点は連続使用時間がバッテリー容量で頭打ちになること。広い庭だと途中で充電切れになるので、予備バッテリーをもう1個持つと作業が止まりません。

コード式(電源コード)――電源が近いなら一番ラク

コンセントから給電するタイプ。バッテリー切れの心配がなく、同クラスなら軽くて価格も抑えめ。家のすぐそばの庭で、延長コードが届く範囲なら有力候補です。ただし常にコードを引きずるので、コードを刈ってしまわないよう取り回しに気を使うのと、コードが届かない遠い場所には使えない弱点があります。

エンジン式――広い・硬い・長時間ならまだ現役

ガソリン(混合燃料)で動く昔ながらの主力。パワーが桁違いで、笹や密集した硬い草、農地まわりや法面(のりめん)のような広い面積を長時間刈るなら、いまでもこれが頼りになります。引き換えに重く、音が大きく、混合燃料を作って入れる手間や始動のクセがあり、排気ガスも出ます。住宅地でちょっと刈るだけなら明らかにオーバースペックです。

充電式コード式エンジン式
パワー中〜大(電圧次第)
重さ・静かさ軽い・静か軽い・静か重い・音大
連続作業容量で頭打ち無制限(コード内)給油で継続
手間充電のみコード取り回し燃料・始動・整備
向く庭住宅地・狭〜中家のすぐ脇広い・草が多い

充電式は“バッテリーの共通プラットフォーム”で考えると賢い

充電式を選ぶとき、本体の性能だけ見て決めるのはもったいないです。いまの電動工具は、同じメーカーの同じ電圧シリーズなら、バッテリーと充電器を機械をまたいで使い回せるのが大きな利点。マキタの18V系、HiKOKI(ハイコーキ)のマルチボルト、各社の36V/40V系など、シリーズ単位でエコシステムが組まれています。

たとえば、すでにそのメーカーのドリルやインパクトドライバーを持っているなら、本体だけ(バッテリー別売)の刈払機を選べば、手持ちのバッテリーがそのまま使えて、追加費用も保管スペースもぐっと減ります。逆にこれから一式そろえるなら、ブロワーや高圧洗浄機など今後増えそうな道具まで見越して、“どのバッテリー陣営に乗るか”を最初に決めておくと、トータルで安く・身軽にそろえられます。

💡

同じ「18V」でもメーカーが違えば端子形状が違い、互換はありません。陣営を決めたらその中でそろえるのが鉄則。バッテリーは消耗品で、数年単位で劣化して買い替えが必要になるので、入手しやすさや交換用の価格まで含めてシリーズを選ぶと、長く使ったときの満足度が変わります。

芝生派の選び方――ロータリー式とリール式、刈り高さがすべて

ここからは芝刈り機の話。芝刈り機は刈り方で大きく2方式に分かれ、求める仕上がりで選びます。

  • ロータリー式:水平に回る刃で芝を“なぎ刈り”する手軽な方式。多少伸びた芝や雑草混じりにも強く、家庭用の主流。コードレスや電動が多く、扱いやすさで選ぶならこちら。
  • リール式:螺旋(らせん)状の刃と固定刃ではさんで切る、ハサミに近い方式。切り口が鋭く仕上がりが美しいのが身上で、ゴルフ場のような芝を目指す人向け。手押し(手動)タイプも根強い人気。伸びすぎた芝は苦手。

そして芝刈り機で最重要なのが刈り高さ調整です。芝は一度に短く刈りすぎると“軸刈り”といって地肌が出て傷み、最悪枯れてしまいます。刈り高さを段階的に変えられるモデルを選び、伸びた分の3分の1程度を目安に、こまめに刈るのが芝を健康に保つコツ。刈った芝を受ける集草ボックス付きだと後片づけが圧倒的に楽になるので、ここも要チェックです。

後悔しないための見極めポイント

方式と動力の方向性が決まったら、最後は“長く快適に使えるか”を左右する細部です。スペック表の数字だけでなく、振り回したときの体への負担まで想像して選ぶと外しません。

  • 重さとバランス:刈払機は何分も腕で支え続けます。総重量より振ったときの取り回しが効くので、可能なら実機を持ってみる。バッテリーは重い部品なので、軽さ重視なら容量とのバランスを。
  • ハンドル形状:両手で構えるU字(両手)ハンドルは広い場所を安定して刈れ、狭い場所で取り回しやすいループハンドルは障害物の多い庭向き。庭の形で選びます。
  • 肩掛けベルト・防振:長時間ならベルトで重さを分散できると疲労が段違い。エンジン機は防振機構の有無も体への効きが大きい。
  • 安全装備:刃の周りの飛散防止カバー、誤作動を防ぐ2アクション式スイッチやロックは必須級。芝刈り機は手を離すと止まる安全機構を確認。
  • 飛散物への構え:小石・空き缶・針金が高速で飛ぶ前提で、機械の安全装備と自分の保護具の両輪で守る、という発想を持つ。

「ケガの多い道具」だからこそ、ここだけは省略しない

機械の話の最後に、何より大切な安全を。草刈り機・芝刈り機は高速で回る刃を扱う、重大なケガや他人への加害が起こりうる危険な機械です。新品の楽しさで気が緩みがちですが、ここを守れるかどうかで道具との付き合いがまったく変わります。手順としてまとめます。

  1. 保護具を“先に”身につける保護メガネ(ゴーグル)・長袖長ズボン・手袋・すべりにくい靴を必ず。状況により防護面・すね当て・耳栓も。飛散物と刃から身を守る最低ラインです。
  2. 周囲の人・物を遠ざける人・子供・ペット・通行人・車・窓に飛散物が当たらないよう距離をとり、人のいる方向には絶対に刈らない。作業前に石や空き缶を拾っておくと飛散が減ります。
  3. キックバックを警戒する金属刃やチップソーは石・縁石・フェンスに当たると跳ね返ります。硬い物の近くは無理をせず、迷ったらナイロンコードに替える判断を。
  4. 刃に触れる前に必ず動力を断つ絡んだ草を取る・刃を替えるときは、充電式はバッテリーを外す、エンジン式は止める。刃の回転が完全に止まってから手を出す。これだけで事故の多くは防げます。
  5. 足元と体調を守る斜面・濡れた地面は転倒と巻き込みの危険。エンジン式の排気は屋内・換気の悪い場所で使わない(一酸化炭素中毒)。夏は水分・休憩・涼しい時間帯で熱中症を、草むらではハチ・マムシにも注意。

そして近隣への配慮も道具の一部です。早朝や夜間の作業は騒音トラブルになりやすいので、時間帯を選びましょう。不調な機械は使わず、使用前に取扱説明書を熟読し、不明点はメーカー・販売店に相談を。無理だと感じたら、急斜面や密集した高い草、ハチの巣がある場所などは専門業者に頼むのも立派な選択です。

買い時とそろえ方――本体だけ買って失敗しないために

最後に、賢いそろえ方を。草刈り機・芝刈り機は草が伸び始める前の春先〜初夏に需要が立ち上がる季節商品です。需要のピーク前、あるいはシーズンが落ち着く秋以降は値動きが出やすく、楽天のお買い物マラソンやAmazonの大型セールといったタイミングと重ねると、ポイント還元込みの“実質額”で見たお得感が出やすくなります。還元率や条件は時期で変わるので、最終的には各モール公式で現在の条件を確認してください。

そろえるときに見落としがちなのが、「本体価格だけで予算を組まない」こと。充電式はバッテリーと充電器、刈払機は替えのナイロンコードやチップソー、そして全員に共通で必要な保護具(メガネ・手袋・長袖類)まで含めて初めて“使える状態”になります。とくに「本体のみ(バッテリー別売)」表記の機種は、手持ちの同シリーズバッテリーがある人には割安ですが、新規の人はバッテリー込みの総額で比べないと割高になりがちです。

タイプ別・予算で見落としやすい付帯品必要なもの
充電式本体+バッテリー+充電器(別売注意)+予備バッテリー+保護具
コード式本体+屋外用延長コード+保護具
エンジン式本体+混合燃料(またはオイル)+替刃+保護具
芝刈り機本体+(集草ボックス)+替刃・調整用品+保護具

価格帯は方式や出力で大きく開きます。住宅地向けの手軽な充電式・コード式は手の届きやすいレンジから、出力に余裕のある充電式やエンジン式、仕上がり重視のリール式芝刈り機になると相応に上がっていく、という大まかな目安で捉え、具体額は購入時に各店で確認するのが確実です。

よくある質問

草刈り機と芝刈り機、結局どちらを買えばいい?

手入れしたい対象で決まります。伸びた雑草・斜面・空き地のように丈のある草を刈り払うなら草刈り機(刈払機)、平らに張った芝生を低く均一に整えるなら芝刈り機です。芝刈り機では背の高い雑草は刈れず、刈払機では芝をきれいに揃えられません。庭に雑草エリアと芝生エリアの両方があるなら、2台を使い分けるのが現実的です。

ナイロンコードとチップソー(金属刃)はどう使い分ける?

壁際・フェンス際・花壇の縁・障害物の多い場所は、当たっても比較的安全なナイロンコードが向きます。広めの場所や少し太めの雑草はチップソーが速くきれいです。笹やススキなど硬く密集した草には2枚刃などのパワーが要りますが反動が大きく上級者向け。住宅地は「コード+チップソー」の二刀流でほぼ足ります。本体が対応する刃かは事前に確認を。

充電式とエンジン式、家庭ならどっち?

住宅地の庭なら充電式が扱いやすいです。軽く静かで、混合燃料の管理も排気もなく、いまは出力も上がって家庭用には十分。電圧(18V・36V・40Vなど)の数字が大きいほどパワーに余裕があります。広い土地・草が多い・硬い草を長時間刈るならエンジン式のパワーが頼り。電源がすぐ近くにあるならコード式も軽くて経済的です。

「本体のみ(バッテリー別売)」は買って損しない?

同じメーカーの同電圧シリーズの電動工具を既に持っているなら、手持ちのバッテリーが使えて本体のみが断然お得です。逆に新規なら、バッテリーと充電器込みの総額で比べないと割高になりがち。これから道具を増やす予定なら、どのバッテリー陣営に乗るかを先に決めておくと、後々まで使い回せて経済的です。互換は同一メーカー・同一シリーズ内のみです。

キックバックって何が危ないの?防ぐには?

金属刃やチップソーが石・縁石・フェンスなど硬い物に当たった瞬間、機械ごと跳ね返される現象がキックバックです。刃が予想外の方向へ強く振られ、重大なケガにつながります。防ぐには、硬い物の近くで無理に金属刃を使わない、迷ったらナイロンコードに替える、しっかり構えて低速で進める、保護具を必ず着けることです。住宅地では特に注意が必要です。

芝生を刈ると茶色く傷むのはなぜ?

一度に短く刈りすぎる「軸刈り」が主な原因です。芝は深く刈ると地肌が出て傷み、枯れることもあります。刈り高さを段階調整できる芝刈り機を選び、伸びた分の3分の1程度を目安に、こまめに刈るのが健康に保つコツ。生長期は伸びすぎる前に少しずつ刈ると、1回の作業も楽で仕上がりもきれいです。リール式は切り口が鋭く芝に優しい傾向があります。

初心者でも安全に使える?業者に頼むべき場面は?

住宅地の庭なら、軽く静かな充電式+ナイロンコードの刈払機や家庭用芝刈り機を選び、保護具を着けて小さな範囲から慣れれば初心者でも扱えます。一方、急斜面・非常に広い面積・背丈ほど密集した草・ハチの巣がある、といった危険な現場は無理をせず造園や草刈りの専門業者に依頼するのが安全。自分でやる場合も取扱説明書を守り、不安は販売店やメーカーに確認しましょう。

※ 本記事は購入価格・キャンペーン情報の参考目的で作成しています。記載のセール日程・ポイント還元率・キャンペーン条件は変更される場合があります。最新情報は各 EC サイトの公式ページをご確認ください。